冬には−20℃を余裕で下回る極寒地であり、秘境のNINIU(ニニウ)

BUNS専用ファームだ。

ここの夫婦は古くから知り合いで、さらにお父さんにはW27やQの器を全て
作ってもらっている。家族でお世話になっりっぱなしの大好きなファミリー。

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夫婦は札幌⇄ニニウの生活をしばらく続け、3年前から土地を購入し占冠村民になった。

旦那はハンター。THE MEAT SHOP のフレッシュな鹿肉は純占冠産の極上エゾシカだ。

ハントから解体、枝分け、熟成、運搬、店舗、調理、お客さんの口の中へ。

無駄のない完璧な流通がなされている。

占冠は農薬を一切使わないで牧草を生産する村。そのオーガニックな牧草を食べて育つ鹿肉は

本当に美味しい。そして、ニニウファームの羊たちもそんな牧草をさらに発酵させた栄養素の高い

餌を食べ、愛情込めて育てられている。

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僕ら飲食店にできることは、その想いを絶対に無駄にしないで、お客さんに喜んでもらうこと。

命を分けてもらっていることを心から理解し、感謝すること。

そしてその関係性を理解しあい、会えばたくさん笑うこと。

ニニウに行くといつも時間が止まっているようだけど、あっという間に過ぎていく特別な場所だ。

NY、バンコク、東京、札幌。飲食ニーズや流行を追い求める毎日だけど、根底にこの夫婦の

想いとニニウの大自然が僕の中にあるから、ブレないでいれるんだと思う。

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この3月、いよいよ初めての羊の出荷が始まる。

優しい夫婦の想いをわかってるから、愛情かけて育ててきたからこそ、屠畜場に

送リ出す気持ちは想像しただけでも泣けてくる。

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オレゴン州ポートランドで見た、あのクラフトイズムとデザイン性の高さは僕らの目指す形そのものだ。

やっぱりカッコイイ方が僕らは好きだ。

心を込めて生産したものは、カッコよくして世に送り出したい。お金をかけなくたって、仲間がいれば

余裕でできる。羊毛はアパレルの友人に卸し、純北海道産のセーターを作る若者のところへ渡る。

これもクラフトセーターだ。

ネパールなどでは羊の内臓、脳までもスパイスで調理し食べている。

僕らも余すことなく、最大に有効活用したい。

ここでは鶏も育てていて、卵は水っぽくなく、締まりがあって超濃厚で美味しかった。

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今後のことを話すと話が尽きない。

先日はポートランドのサイダーを飲みながら話が弾んだ。

夫婦も思い切って転職した僕と一緒のパターン。

既存の畜産スタイルに惑わされることなく、独自のやり方でやっているのがカッコイイ。

僕も美容からの飲食業界。

マンネリを避け、業界の当たり前に埋れないのが僕らのスタイル。

マンネリしたくないからチェーン店や同じ店は絶対に作らない。

常に「今」の気持ち、状況の中で素直に直感に従う。

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春が来て、暖かくなればこれまた最高のニニウ。

マネージャーの竜児もハントの資格を持っているし、他社員もハント免許を取りたいスタッフもいる。

やりたいことができるチームを作るためにはこの秘境は欠かせない。

柔軟でいるには、都会も田舎も必要だ。

ポートランドの姉妹都市である札幌で、僕らなりのクラフトライフを送るつもりだ。